『Copilot GPT Builder』でオリジナルCopilot GPTを自作!活躍シーンと作り方を徹底解説

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Copilot GPT BuilderはMicrosoft Copilot Proの有用なツールです。このブログでは、Copilot GPT Builderの概要から具体的な作り方、利用シーンや他者との共有方法、セキュリティと著作権への配慮までを解説します。AIを活用した効率的な作業を実現するCopilot GPT Builderの魅力をお伝えできればと思います。

目次

1. Copilot GPT Builder とは?

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Copilot GPT Builderは、Microsoft Copilot Proに含まれるツールです。Copilot GPT Builderを使えば、Copilot Proのサブスクライバーは自分だけの独自なCopilot GPTを作成できます。

Copilot GPTとは、Copilotのカスタマイズ版であり、特定の目的に合わせた専門知識や特定のプロセスの実装、AIプロンプトの再利用による時間短縮などが可能です。

自由な作成とカスタマイズ

Copilot Proのサブスクリプションを持っていれば、Copilot GPT Builderを使って自分自身でCopilot GPTを作成、編集、公開することができます。作成の方法は、会話スタイルの質問に答えながら進めるか、編集可能なフォームを使って行うこともできます。

また、買い物用のCopilot GPTや特定の目的に特化したCopilot GPTを作成することも可能です。例えば、食事プランに基づいた買い物リストを作成するためのCopilot GPTを作ることができます。

幅広い共有と活用

Copilot GPTを他のユーザーと共有する際には、相手がCopilot Proのサブスクリプションを持っている必要はありません。Copilot GPTの作成や編集には、デスクトップコンピューター(WindowsまたはMac)でMicrosoft EdgeまたはGoogle Chromeブラウザーを使用する必要があります。

Copilot GPTを作成、編集、公開することで、作業の効率化や情報の共有がより簡単になります。

具体的な操作方法は、Copilot GPT Builderのユーザーインターフェースに記載されており、初めて使用する方やカスタマイズされたCopilot GPTの概念が分からない方でも簡単に操作を始めることができます。

Copilot GPT Builderによって、ユーザーは自分のニーズに合わせた独自のCopilot GPTを作成し、活用することが可能です。

2. Copilot GPT の作り方

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Copilot GPT の作成方法には、2つの方法があります。一つ目はCopilotとチャットしながら作成する方法で、二つ目はフォームの設定を入力して作成する方法です。初めて作成する場合は前者でも問題ありませんが、対話的な作成には時間がかかるため、後者の方が効率的です。以下で後者の方法を紹介します。

ステップ 1:Copilot GPT Builder を表示する

Copilot Pro の画面にアクセスし、右上の[自分のCopilot GPT]欄から[全てのCopilot GPTを表示]をクリックします。次に、[+(新しいCopilot GPTを作成)]をクリックします。

ステップ2:各パラメーターを設定する

Copilot Pro を構成する各パラメーターを設定します。以下に各設定方法を示します。

  • 名前: 任意の名前を設定します。例えば「モンスターデータベース」としましょう。
  • 説明: Copilot GPT の用途や目的などを記入します。利用者がGPTを使う目的を紹介する文章となります。ここでは「ユーザーが提供した「monster_data.csv」ファイルからモンスターの情報を検索し、モンスターデータベースからモンスターの名前、種類、ステータスなどを回答します」としましょう。

ステップ3:手順を記述する

手順は、Copilot GPT が実行するタスクの内容を記述する項目です。これはLLMの指示に相当します。以下は手順を記述する例です。

  • モンスターの種類やステータスなどの情報を提供します。
  • 提供された「monster_data.csv」ファイルからの情報のみを使用します。それ以外の情報は提供しません。
  • ユーザーが求める情報がファイルにない場合は、明確に伝えます。
  • COMMANDが指定された場合は、例外としてCOMMANDの条件を優先します。

これらの手順を記述することで、Copilot GPT を正しく設定して動作させることができます。

3. Copilot GPT の利用シーン

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Copilot GPTは、さまざまな目的で使用することができます。以下では、Copilot GPTの利用シーンのいくつかを紹介します。

3.1 FAQ応答

Copilot GPTを使用して、FAQ(よくある質問)応答のシステムを構築することができます。ユーザーが質問を入力すると、Copilot GPTは事前に設定したFAQデータベースから適切な回答を見つけ出し、返答します。これにより、ユーザーの問い合わせへの迅速な対応が可能となります。

3.2 テクニカルサポート

Copilot GPTを使用することで、テクニカルサポートのオートメーションが可能となります。ユーザーが問題を報告すると、Copilot GPTは適切な解決策やトラブルシューティングの手順を提供します。これにより、ユーザーが自分で問題を解決できるようにサポートすることができます。

3.3 商品情報の提供

Copilot GPTを使用して、商品情報の提供システムを構築することも可能です。ユーザーが特定の商品についての質問をすると、Copilot GPTは商品カタログやデータベースから適切な情報を抽出し、回答します。これにより、ユーザーが商品に関する情報を簡単に入手できるようになります。

3.4 言語翻訳

Copilot GPTを使用することで、言語翻訳の自動化が可能となります。ユーザーが特定の文章を入力すると、Copilot GPTはその文章を自動的に翻訳し、別の言語で返答します。これにより、言語の壁を越えてコミュニケーションを行うことができます。

3.5 その他の利用シーン

Copilot GPTはさまざまな利用シーンに対応することができます。例えば、顧客サポート、教育支援、情報検索など、さまざまな目的に活用することができます。ユーザー自身のニーズやビジネスの要件に合わせて、Copilot GPTをカスタマイズすることで、さらなる機能拡張が可能です。

以上が、Copilot GPTの利用シーンの一部です。Copilot GPTを活用することで、さまざまな業務の効率化やユーザーエクスペリエンスの向上を図ることができます。ぜひ、自分のビジネスにもCopilot GPTを導入してみてください。

4. Copilot GPTを他者と共有する方法

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Copilot GPTを他のユーザーと共有する方法について紹介します。以下の手順で共有することができます。

1. Copilot GPT Builderを表示する

まず、Copilot Proの画面にアクセスし、「自分のCopilot GPT」欄から「全てのCopilot GPTを表示」をクリックします。

2. 共有設定を行う

共有したいCopilot GPTを選択したら、「設定」画面で「公開」を選択します。
次に、共有する範囲を選択します。自分のみに公開する場合は「自分のみ」を選択し、リンクを知っている全員に公開する場合は「リンクを知っている全員」を選択します。

3. 共有リンクをコピーする

共有する場合は必ず「リンクを知っている全員」を選択し、生成された共有リンクをコピーします。

以上の手順でCopilot GPTを他者と共有することができます。共有リンクを持っているユーザーは、そのリンクを経由してCopilot GPTを表示し、使用することができます。今回の機能を使用することで、誰でも簡単にCopilot GPTを利用することができます。

ただし、共有する際には以下の点に注意が必要です。

  • セキュリティに十分な注意を払うこと
  • 共有しても問題のない情報やコンテンツを選択すること
  • 他のユーザーの知的財産権を侵害しないこと
  • 著作権や商標の規制に違反しないこと

Copilot GPTの共有方法については以上です。安全に共有を行い、知識や情報の共有を効果的に行いましょう。

5. セキュリティと著作権への配慮

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Copilot GPTの利用に際してはセキュリティと著作権に配慮することが重要です。以下にいくつかのポイントをまとめました。

プライバシーとデータセキュリティの確保

Copilot GPTを使用する際には、ユーザーのプライバシーとデータセキュリティを確保する必要があります。個人情報や機密情報をCopilot GPTとやり取りする場合には、適切な暗号化やセキュリティ対策を講じることが重要です。

著作権と知的財産権の尊重

Copilot GPTを利用する際には、著作権や知的財産権を尊重することが求められます。他者の著作物や知的財産を不正に使用することは避け、自身の権利に配慮しながら利用するようにしましょう。

フェアユースの考慮

Copilot GPTを使用する際には、フェアユースの原則を考慮することも重要です。他者の文章や情報を引用する場合には、引用元を明示し、適切な範囲内で利用するようにしましょう。

事前確認と法的アドバイスの取得

Copilot GPTを活用する前に、著作権やプライバシーに関する法的なルールやガイドラインを事前に確認することをおすすめします。さらに、法的アドバイスを専門家から受けることで、より安全かつ適切な利用が可能となります。

以上のポイントを踏まえながら、Copilot GPTの利用を行い、セキュリティと著作権への配慮をしっかりと行いましょう。これにより、より安全かつ合法的な利用が実現できます。

まとめ

Copilot GPT Builderを活用することで、ユーザーは自身のニーズに合わせて独自のCopilot GPTを作成し、様々な場面で活用することができます。作成や共有の方法は容易で、セキュリティやプライバシーなどにも配慮されています。Copilot GPTを活用することで、業務の効率化や情報共有の促進など、多くのメリットが得られます。ぜひ、Copilot GPT Builderを上手に活用し、より生産的な仕事を行っていきましょう。

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この記事を書いた人

 大学卒業後、デジタルマーケティング企業に入社し、BtoBマーケティングのコンサルに従事。200社以上のコンサルティング経験に加え、ウェビナー・ワークショップ・Academyサイトの立ち上げに携わり、年間40件のイベント登壇と70件の学習コンテンツ制作を担当。
 その後、起業を志す中で、施策先行型のサービス展開ではなく企業の本質的な体質改善を促せる事業を展開できるよう、AI/DX分野において実績のあるAIソリューション企業へ転職。
 現在はAIソリューション企業に所属しながら、個人としてもAI×マーケティング分野で”未経験でもわかりやすく”をコンセプトに情報発信活動やカジュアル相談を実施中。

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